研究紹介

テーマ2 : バスとタクシーを融合した新しい公共交通システムの構築

研究目的

既存のバスは、料金が安いが、ダイヤや経路が固定されています。一方で、既存のタクシーは、乗降場所の制限はありませんが、料金が高いです。我々が提案する新しいデマンド公共交通システムである Smart Access Vehicle (SAV) システムは、車両の位置や配車をコンピュータ(サーバ)で管理することにより、乗降場所の制限なく、お手頃価格で移動サービスを提供できると期待できます。

従来のデマンド公共交通システムは主に過疎地域を対象としていましたが、SAVシステムは、中規模都市を対象とし、バスとタクシーの区別をなくし、既存のバス、タクシーをSAVとして運用することが研究の目的です。

研究内容

  1. Smart Access Vehicle システム (サーバ管理、乗客アプリ、運転手アプリ、オペレータアプリ) の実装
  2. 交通行動調査 (パーソントリップ調査)
  3. 移動サービスのクラウド化

やること

  • サーバ管理・運用
  • データベースの構築
  • Androidプログラミング、iOSプログラミング
  • 主な発表リスト

  • 佐野渉二, 金森亮, 平田圭二, 中島秀之: スマートシティはこだてプロジェクト:人流シミュレータ構築に向けた交通行動調査結果の速報, 人工知能学会社会におけるAI研究会第16回研究会, pp. 1-6 (2013年3月).
  • 中島秀之, 小柴等, 佐野渉二, 白石陽: Smart Access Vehicle システムの実装, 情報処理学会マルチメディア, 分散, 協調とモバイルシンポジウム(DICOMO 2014)論文集, Vol. 2014, pp. 1760-1766 (2014年7月).
  • 中島秀之,野田五十樹,松原仁,平田圭二,田柳恵美子,白石陽,佐野渉二,小柴等,金森亮: バスとタクシーを融合した新しい公共交通サービスの概念とシステムの実装, 土木学会論文集D3 (土木計画学),Vol.71,No.5 (2015,採録決定).
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